思いをつなぐ(卒業式舞台裏)
2022年3月18日 17時12分今日は昨日までの天気と打って変わって、春の嵐。久しぶりに横殴りの雨が降りました(昨日でなくて良かった…)。
今日は県立高校の合格発表日。たくさんのサクラサクの報告を受けてホッとしています。おめでとう。とは言え、追試験があった高校もあり、まだ全員の進路が決まったわけではありません。吉報を待っています。
今朝は、普通教棟3階だけが電気がついてなくて、3年生がいない寂しさを実感しました。でも、放課後には、1・2年生が元気に部活動に励む声が聞こえてきました。特に、分散で練習している吹奏楽部の楽器の音はいろいろなところから聞こえてきます。
吹奏楽部は、いつ練習を見に行ってもきちんと挨拶ができ、練習に手を抜いている様子が全くありません。集中力がすごいです。純粋にいい演奏がしたい、うまくなりたいという気持ちが伝わってきます。
そんな吹奏楽部ですが、毎年卒業式には生演奏で卒業生の入退場を彩ってきました。今年は、コロナの影響で生演奏は中止になり、その代わりに事前に録音をし、当日流すことになりました。
先週の日曜日、他の部活動が活動していないとき、誰も見ていない体育館でひっそりと録音をしている吹奏楽部の姿がありました。技術的なことは分かりませんが、思いのこもったいい演奏でした。もちろん当日の卒業式を彩ってくれたのは言うまでもありません。
年度末のPTA新聞のこんな記事(3年の保護者が書いたもの)が心に残っています。
~夏のコンクールの結果を酒井先生から連絡をいただいた日、私が帰宅するとリビングの机上に、鼻をかみ、涙を拭いた跡が残っていました。どんなに興奮した様子で仲間に伝えたのだろうと、私も目頭が熱くなりました。「これで、去年中止になって出場できなかった先輩も金賞だったことがみんなに分かってもらえる。」と仲間と喜び合ったそうです。先輩からの思いが先輩への思いにつながり、大きな力になったように感じます。(後略)~
3年生の思いもまた、後輩に受け継がれていますね。卒業式の舞台裏でした。